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雲ができるまで
雲のできるまで
登山しても周りが雲で全く見えなかったことは経験していることと思う。そこである程度予測できないかを考えてみる。
基本的なことであるが、まず雲ができる原因について説明する。難しい説明は省き、空気の流れから説明する。上の図のように代表的な雲ができる原因には4つほどある。
①暖かい湿った空気と冷たい空気がぶつかる場合。(寒冷型と温暖型がある)
②日射により地上の温度が上った場合。
③風が強いとき、風下側で乱流となる場合。
④地形により強制的に上昇させられた場合。などがある。細かいことは図をみてほしい。
雲ができるには、「核(かく)」が必要である。浮遊している塵などがないと雲や霧は発生しない。
温められた空気は、上昇しながら体積が増えていく。ある高さに達すると、その空気は保湿する限界がくる。俗にいう結露である。この状態になると核をもとに水分が付着し、そこにあたる太陽光の乱反射により白く見えるのである。まれに虹のような雲(彩雲)が現れることがある。
彩雲
雲のでき方、見え方はこれくらいにして。私は、フライトの際、これからできるであろう雲の高さを求め、飛行計画を立てるときの材料として利用してきた。簡単な式で地上気温と露点温度から概略求めることができる。
地上からの雲のできる高さ(雲底の高さ)m=(気温-露点温度)×125で求めることができる。以下の図を見てほしい。
雲高を求める
これを何に使うかというと、自分の登る山のどの高さに雲が出るかの予想はつく。行く山の近くの観測施設でのデータが必要となる。気象庁のホームページには1時間ごとのデータが出ているので参考にして算出してみるとよい。楽しく思い出に残る登山の判断材料としてのちょっとした知識として知っていてほしい。




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未分類 | 16:08:27 | トラックバック(0) | コメント(0)
台風が過ぎて
20140811天気図
台風は日本海へと過ぎたが各地に重大な災害を残した。まだ影響の残るところをみてみる。空気の流れでみると東北地方は湿った南の空気により山の斜面を駆け上がることにより雲が発生し雨雲が発達して降水現象が予想される。ここに8/7から供用開始された「高解像度降水ナウキャスト」による画像を重ねてみるとやはり降水現象(橙色円)があることがわかる。このように少しの知識と少しの予測で天気の流れがわかる。難しく考えても学問としてではなく自然の現象を体感的に推理し、そのことを活かすことが大切である。山に登ると自然が教えてくれることがたくさんある。一緒に登るメンバーには五感を磨き六感を養うところだと言っている。いつもの生活とは違って本来人間が持っているものを再発見する場である。雲の説明前の余談である。

未分類 | 11:09:01 | トラックバック(0) | コメント(0)
空気の流れ-PART2-
850hpa+sfc天気図
緊急に解説する。第2段空気の流れについてちょうど台風が来ているので説明する。台風がどうなるかというと前述したように台風の南の海上に湿域(薄青)があることがわかる。これは上空1500m上空にも水蒸気がたくさんあることを表している。従って勢力は殆ど衰えることはなく上陸すると多少は弱まるが雨の量は依然と変わらないことが予想される。また、日本のはるか東海上に高気圧が殆ど動かず停滞しブロックしているため台風の東へ進むコースが取れないで前線に沿って北上している。また北海道北部にある高気圧が北東へ抜けていく後を追いかけるように進路をとることが予想される。特に太平洋側の山沿いにかけては大量の雨が降り続けることが考えられる。特に台風の右半円は風と雨が強くなることが予想される。かなりの水被害が出ることも考えられる。特別な知識は必要ないが暖かい湿った空気と上空の寒気はものすごい荒れるエネルギーをもっていることは理解してほしい。身を守るのは自分自身であることも。前線や低気圧が過ぎたことを知るには西風にかわったら通過したことを表しているので観天望気の際に覚えておこう。では次回は雲について簡単に紹介する。

未分類 | 17:41:10 | トラックバック(0) | コメント(0)
天気図から読めること
風の流れ
これは2014年8月8日18時の地上天気図(速報)である。わかりやすいように低圧部(低気圧)と高圧部(高気圧)の風の吹き出しを表し、風の向きを矢じりで示した。これによると暖かな風と冷たい風が日本付近で同じようなチカラでぶつかり合っていることがわかる。そこには停滞前線というものが描かれている。九州南方の台風は暖かい湿った空気を日本列島に送り込んでいることが分かる。そのため前線付近では大雨がふっているのである。台風は雨を降らせる原動力となっているのであ。日本のはるか東海上の高気圧の吹き出しも暖かい湿った空気を送りこんでいるのである。このように空気の流れ(風向)をしることにより天気の状態を予想することができるのである。さらに前線の北側にある高気圧帯の押すチカラと低気圧からの押すチカラが釣り合ったような形になっている。台風は前線に沿って引っ張られるようにして動き、北緯25度~30度付近で転向し偏西風に押されるように速度を増し東へ向きを変える。もうすぐ30度ラインと天気は西から東へ移るので四国関西付近を通ることが予想される(台風の進路は500hpa面の風の影響を受けて動く)。また上陸しても速度は上がらず勢力もさほど衰えないことが予想されます。この台風は風雨が強く停滞し長い間特に太平洋側は荒れた天気が続くことが予想される。また北の高気圧が北東へ30キロのスピードで移動しているので少し前線が上がる傾向にはあるので北上しそれを追いかけるように台風は進むものと考えられる。この休みは登山計画も変更を余儀なくされるであろう。低気圧が発達するかしないかは高層天気図の850hpa面や700hpa面の湿域(しついき)を読むことにより湿った暖かい空気を運んでくるか来ないかを判断するとよい。さてこの予想は当たるのか。このように空気の流れを直感的にとらえることで全体の大気の流れをつかむことができここから2~3日の予想もつけられ楽しい登山のはんだんざいりょうにもなるのである。次は雲のできる仕組みを考える。 参考 湿域は点々のメッシュで描かれたところで雲域と一致している。

未分類 | 09:21:13 | トラックバック(0) | コメント(0)