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空気の循環
気象の学者のような数式を使った説明は、たぶん山に登る者にとってはそれほど必要とされないことかもしれない。私も以前は空を飛ぶ仕事についていた。複雑な機構をもったヘリコプターでの仕事で気象には随分苦しめられた。天気予報はあくまで地上の計算上のものであり実際の自然現象とは異なるものだ。ただ航空法上、機長は必ず気象情報で飛行可能か判断しなければならないと義務付けられている。飛んでしまったら全責任は自分にあるのである。山登りは楽しく登るものであり、そのために事前に少しだけ自然の気ままな変化を予想しておくことは非常に重要なことである。ひょっとしたら生死を分けるかもしれない。ここでは誰もかたらない基本中の基本を綴ることにする。下図は大気を簡単に表現したも。
空気の循環
【空気】 これがいろいろな現象をもたらす素(もと)となるものである。空気のないところでは、なにかのガスが存在すれば気象現象に近い対流がおこる。
【自転】 地球が自転することによりいろんな力がはたらく。空気も摩擦や回転のの影響をうけるのである。
【太陽】 太陽の光が地球表面を不均一に温める。
【水】 単に水と書いたが氷や雪の個体も水とし、この空気に含まれる水蒸気の量が関係する。
【地形】 山もあれば平野、都会、海もあり、温まりやすいところや温まりにくい所と変化に富む。
ここでは簡単に説明する。空気は自転により地上の摩擦で引きずられ動く。海と陸の動きが対流をもたらす。また地表が太陽の光で温められ、膨らみ上昇していく。すると上昇したところに周りより冷たい空気が入り込み対流が起こる。いわゆる循環が起こるのである。ここに水蒸気が含まれた空気が山をかけあがったりすると雲ができるのである。また空気が上昇することにより気圧がさがることになり、周りより気圧の高い空気が流れる。気圧差ができるのである。これも自転の影響で回転しながら上昇したり下降したりするのである。これが低気圧と高気圧なのである。北半球では、温められた空気は反時計回りに上昇しながら回転し、下降する空気の塊(高気圧)は時計回りに回転しながら下りてくるのである。
さて、これで簡単な空気の対流についての説明は終わりにする。今日はここまで。

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未分類 | 23:48:45 | トラックバック(0) | コメント(0)
山の天気について
7/27(日) 日中は38度を超え、連日猛暑日が続いている。暑くて外にでられない。この土日の休みに山へ行こうと思っていたが夜も気温が下がらず寝不足アンド寝坊で山へは出かけなかった。さて今日は天気図の読み方の前に知っておくと役に立つ天気がどうなるかの目安の話をする。下の図を見てほしい。
気温差でわかる大気の不安定度
この図はみんなが暮らしている大気での高度が高くなると気温が下がる表である。
難しい言葉で「気温減率(きおんげんりつ)」とあるが、ようはこういうことである。「100m上がると何度下がるか」である。そう山頂へいくと涼しいことでわかるであろう。さてこの温度の下がり方で大気の安定度がおよそわかるのである。
誰しも登山中に悪天候(特に雷や大雨)に遭遇したくないものである。そこでテレビの天気予報で「上空に寒たい空気はいってくるので不安定になり雷雨…」などといっているがうえの表にその気温差の線(灰色線0.73)を書いてみた。これによるとかなり不安定ゾーン(赤色ゾーン)に入っていることがわかる。これは5500mの気温と地上気温の差が40度あることの線である。地上(海抜50m)で35℃、富士山の山頂(3776)で5℃くらいならかなり危険なのである。
大気の安定度を示す専門的な指数はある。シュワルター安定指数(SSI)というが面倒なので説明は省略する。しかし指数がどうだと不安定かは記述しておく。この指数がマイナス値(-6まで)だと雷雨から猛烈な雷雨の可能性がある。だからといって確実に荒れるとは限らず、北風が吹いていればそれほど強い現象としては現れてこない。これは地上付近(1500mまで)での指数であるためそれより高いところは当てはまらない。
説明をもとにもどすが関東甲信越の山を登る人達がどう計算し利用するかを説明する。
登山当日だけでなく、少なくとも3日前からのデータをとり移り変わりをみてほしいのである。
さて最初に富士山の気温、御前崎の気温(なせその2ヶ所か→観測地点が近く最も標高差があり同じ大気であることが明らか)を気象庁ホームページ内のアメダス(表形式)より入手する。御前崎の気温から富士山頂の気温を引く。
次に標高差は指数として変化しないので3776m-45m=3731mなので気温下がる割合は100m毎の値なので「37.31」で気温差を割る。2014/7/27 12時のデータで御前崎の気温28.5度、富士山頂9.4度なので28.5-9.4=19.1度
19.1÷37.31=0.51 となり上の図から0.5以上なので条件付不安定となっている。(0.5以下なら安定してる)
現実に山梨県東部山間部から関東北部にかけて積乱雲が発生し雷雨となったところがあった。
このように登山する人は、テレビの天気予報をうのみにせず自分で納得できる判断材料をもつことが大切であり、今後の自信につながり楽しく登山ができるようになるのである。今日はここまで。

未分類 | 22:17:23 | トラックバック(0) | コメント(0)
蛾ヶ岳(ひるがたけ)トレイル
2014/7/21(月)、三連休の最終日。天候不順で2日間家でゴロゴロとしていた。週2回活動しているバドミントンサークルのメンバーのひとり(73)と運動がてら出かけた。現地は2日続けて雨が降っていたみたいで登山道は滑るところが数か所あったが初心者コースとしては悪くない。
直径30cmオーバーのきのこ 馬の背もどき 次郎長みたいなきのこ
馬の背見たいなところあり、きのこの群生あり、杉、ヒノキの森あり、頂上では富士山が雄大に見えるところである。ここは甲府盆地の南に位置する四尾連湖(しびれこ)の東に位置する蛾(ひる)ヶ岳という山である。標高は1279mで駐車場は約1000mなので標高差280mの登山である。
木の橋 でかいさんご茸(?)
家族連れにはほどよいコースだが滑落すると危ないところが5ヶ所ほどあり、そのうちの1か所は木の橋が去年の大雪で崩れかかっており、現在補修中だが通れる。
富士山を望む RIMG0088_480.jpg
コースとしては最初の30分の登りのところが「きのこ」エリア、大畠山からは45分間、馬の背ありの「林間コース(ほぼ平坦)」。途中、蛾ヶ岳の「主」と出会うだろう。最後の15分は急坂(傾斜20~25度くらい)を登りきると山頂である。北西と南東が開けており甲府盆地の西側と富士山を望むことができる。帰りは1時間ほどで下山できる。駐車場(車400円)は2ヶ所合せると50台はおける。四尾連湖畔にはキャンプ場もあり日帰りでも楽しめるバーベキュー施設や食堂もある。夏の暑い季節に家族でキャンプしながらの山登りにはうってつけのところである。
蛾ヶ岳の主(登山道にて)


未分類 | 16:42:02 | トラックバック(0) | コメント(0)
地図記号について
地図記号
7月12日(土)に金峰山に行ってきた。なんと2週続けて…。今回は天候もまあまあといったところ。甲府盆地では35度とニュースでいっていた。さて、引き続き地図の読み方の参考となればありがたい。少しだけ覚えていればいざという時に役に立つであろう。上記のように数種類あるが必要だろうと思われるものだけをピックアップした。これ以外にも橋やトンネルといったものや土手、採石場、ロープウェイなどの記号もあるので余裕があれば覚えるのもいいだろう。次回は天気について綴るのだ。
金峰山20140712


未分類 | 19:17:52 | トラックバック(0) | コメント(0)
登山届(表)の書き方
登山届(表)
今日は、登山届(表)の書き方なのだ。
【登山前】
1 提出する日付。下に⑤入山日も書くのでどちらか書けばよい。
2 登山者名、団体であれば団体名。 例 ○△□登山会、なかよしクラブ ○○小学校○年○組など
3 連絡のとれる連絡先名称(名)、電話番号を記入
4 登山する山の名称や山域を記入。 例 鳳凰三山 北岳など
   登山形態は、山小屋泊周遊、日帰り登山など
5 入山日を記入。
6 下山予定日を記入。(必ず書くこと)
7 単独登山であれば書かなくてもよいが複数人の場合は、構成メンバーと役割を書く。
   より詳しく書いておくと怪我したときの治療の役に立つこともある。
8 裏面の概念図(ルート図)とだぶるが日帰りでも概略かいておく。
   例 赤岳山荘~行者小屋~地蔵の頭~赤岳~行者小屋~赤岳山荘
9 代替ルートを記載する。天侯悪化などの場合の別ルート(エスケープルート)。
下山届を切り離してポストや管理している所に提出すること。
【下山してきたら】
下山届の書き方(表)
青1 氏名、団体名と人数を書く。
青2 下山日を記入。 
登山届(裏)
登山届(裏)の書き方である。
メンバーが10名以上の場合は、裏面に5名まで書ける。
10 概念図(ルート図)を書く。ルートの載っている地図を貼り付けてもよし、単純に要所要所を線で結んだ絵でもよい。
11 食料、予備食、装備はもしもの場合(救助される)の重要な判断材料になるのでできるだけ記入する。
ここからは下山届(裏) 切り離して下山のとき記入してポストや管理しているところに提出。(強制ではない)
青③ 気づいた点、危ない所など後から登る人のためになるべく記入する。感想でもよい。
以上である。
様式は左の欄のリンクのところから自由にダウンロードできるのだ。

未分類 | 16:53:48 | トラックバック(0) | コメント(0)
地図を読む。
地形図の濃淡
地図を見るではなく「読ん」でみる。地図を読むには、少し知識が必要である。
 ・登山地図の縮尺を確かめる。(1/25,000、1/50,000)
 ・地図は等高線と各種記号や線で記してある。
 ・等高度線は、1/25,000地形図では10m間隔で、1/50,000登山地図では20m間隔。
 ・地図の上が真北(しんぽく)である。
 ・磁石の指す北は、「磁北」といい、関東近辺では真北から7度西にずれている。(地図に記されています。)
 ・上から光が当たっているように地形がわかるように濃淡をつけてある。これくらい知っていれば少しは読めるであろう。
次に少し詳しく説明する。
ピーク(山頂)と尾根
最初に探してほしいのが山頂である。山頂(ピーク)は等高線が閉塞しているので▲など印をつけてみる。次に尾根をなぞっていくと地形がはっきりしてくる。谷に線を入れるとわからなくなるので書かない。(練習時のみ記入)字や等高線が細かいので近くで見てしまうので、あえて少し離して見てみると影になる部分が見えてくるだろう。地図の見方がわかったら次は読み方の説明である。手元に実際の地図と1円玉を1枚用意してもらおう。
1円玉利用法
上の絵は左が1/25,000地形図、右が1/50,000の登山地図である。
 ・最初に磁北線を適当にひく。
1円玉は直径が2センチメートルであることを利用して説明する。1/25000地形図では1円玉の直径がちょうど500mである。また、1円の周囲は約6.33cmなので約1600m(1マイル)。ルートに沿って転がすと何周回るかによっておおよその距離がわかる。図中にあるように平地500m歩くのに15分、登りは「倍」の30分、下りは「3割増」の20分、のように計算できる。個人差やパーティーなどの要因により変化することは承知していてほしい。また、傾斜角度も「1円玉に隠れた等高線の本数」がおおまかな傾斜角になる。ここまで知ると、少しは地図を読めるようになっているであろう。後は慣れであ。なかなか判りづらいこともある。たとえばピークのように閉鎖されているところが山中の池であったりすることがある。その場合は色付けしてある場合が多い。さて、地図を見ながら登る地形と時間軸が明確になってくるであろう。計画するには登山地図に書いてある時間をうのみにしていたころと比べて格段に進歩したとおもう。前日までの計画が登山で大いに役立ち、余裕ができて楽しい登山がでるるであろう。登山計画書の書き方を次回は説明する。計画書書式は登山届・下山届と一緒になったものを作ってみた。両面印刷で使うように作った。PDFとエクセルでダウンロードできるようにしてあるので使いやすいほうで利用ОK。ただし著作権は放棄しませんので商用での再配布はおやめください。

未分類 | 00:20:02 | トラックバック(0) | コメント(0)